賠償金全額を元市職員納付 ふれあい館脅迫(6/14)

多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区)に爆破予告などの脅迫文が昨年1月送られた事件で、市は14日、威力業務妨害罪で服役中の元市職員(70)への損害賠償請求で賠償金など約193万円が全額納付されたと発表した。請求の内訳は事件後の約2か月間に配置した警備員の委託料や、対応した市職員の時間外手当など。市青少年支援室は「身内である元市職員の犯行は大変遺憾。十分反省してほしい思いから、刑事だけでなく民事上の責任を負ってもらった」と話した。

ワクチン6396回分廃棄 冷凍庫不具合で温度上昇(6/13)

市は13日、新型コロナウイルスワクチンを保管していた超低温冷凍庫の庫内温度が上昇して規定を超えたため、計6396回分を廃棄すると発表した。冷凍庫メーカーのEBAC(東京)は運転不良の溶接機を使ったため冷凍庫の配管が正しく溶接されていなかったことが原因として、この冷凍庫を含め294台を回収・交換を進めている。市は予備のワクチンを使うなどして接種の日程に遅れは生じないとしている。

本市出身の浜口竜介監督に銀熊賞 ベルリン映画祭(6/13)

世界三大映画祭の一つ、第71回ベルリン国際映画祭の授賞式が13日開かれ、コンペティション部門で、最高賞に次ぐ審査員大賞(銀熊賞)に選ばれた「偶然と想像」の浜口竜介監督(42)=川崎市出身=に銀のトロフィーが贈られた。作品は3話の短編からなるオムニバス形式で、偶然の出来事をきっかっけに登場人物の心に沸き起こる疑念や衝動を会話劇で描いた。日本では今年冬に劇場公開される。

聖火リレー中止 等々力での出発式も(6/11)

県は11日、新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立っていないとして、28~30日に予定されていた東京五輪聖火リレーについて公道での実施を中止すると発表した。市では30日に等々力陸上競技場(中原区)から武蔵中原駅前までの3.2㌔を聖火ランナーが走る計画で、競技場での最大約1万3000人が観覧する独自の出発式も中止する。11日時点で、市民約3000人が観覧を申込み、市内9校の児童生徒らが観覧を希望していた。

濃度不足ワクチン6人接種の可能性 麻生の会場(6/10)

市は10日、新型コロナウイルスの集団接種を行っている麻生市民館で濃度不足のワクチンを6人に接種した可能性があると発表した。6人は特定できないため、当日午前に接種を受けた145人全員に2回目接種後抗体検査を行い、抗体が確認できない人には再接種する。瓶入りのワクチンを生理食塩水で薄める作業をした際、使用済みの瓶に再度生理食塩水を注入し、濃度不足の注射器を作った可能性が高いと見ている。

混浴年齢制限下げ条例案で意見募集(6/10)

市は10日、公衆浴場で混浴ができる子どもの年齢制限を現行の「9歳以下」から「6歳以下」に引き下げる条例改正案について、意見の公募を始めた。厚生労働省が昨年、子どもの発育状況などを踏まえ公衆浴場の管理要領を見直し、混浴させない目安を「おおむね10歳以上」から「おおむね7歳以上」に変更したのを受けたもので、市内には現在、年齢制限の対象となる銭湯などは49施設ある。締め切りは7月15日

「日本人への差別的言動での立法事実はない」 本会議で市長答弁(6/9)

9日の市議会本会議の代表質問で自民党吉沢直美議員は、市差別のない人権尊重のまちづくり条例で外国ルーツの人たちへのヘイトスピーチだけが罰則の対象とされていることに疑問と不満が寄せられているとして見解を求めた。福田市長は、条例での規制は本邦外出身者の排斥を訴えるデモが繰り返され平穏な生活が脅かされたことによるもので、日本人に対する差別的言動については現時点でそうした立法事実はないとの認識を示した。

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