「音楽の街・川崎」推進協に寄付 老舗菓子店「末広庵」(12/2)

「音楽のまち・かわさき」の活動に賛同し、関連商品をシリーズで販売している川崎区の老舗菓子店「菓子匠 末広庵」が2日、菓子の売り上げの一部約6万円を「音楽のまち・かわさき」推進協議会に寄付した。同社が森永製菓の特許技術を活かして商品化した大福「エンゼルのほっぺ」と、音楽のまち・かわさき10周年を記念し2014年に商品化したマドレーヌ「わおん」の売り上げ1個につき1円を寄付したもので、同社の寄付は5回目。

戦中に供出の江戸期の半鐘 川崎区の遍照寺へ戻る(12/2)

市教育委員会は2日、「武州橘樹郡河崎領」(現在の川崎市)の文字が刻まれた、江戸時代の希少な半鐘が静岡県で見つかったと発表した。表面の文字を解読した結果、川崎区中島の古刹、遍照寺に寄進されたもので第2次大戦中に金属供出されたものと判明。半鐘は高さ64㌢、重さ30キロの青銅製で、軍需工場だった静岡県富士市の鉄工所で保管されていた。同寺は1600年過ぎに建立、川崎大空襲で全焼したため井戸に沈め焼失を免れた木製のご本尊とともに、貴重な地域の財産にしたいという。

中村憲剛選手に市民栄誉賞 フロンターレ一筋18年(12/1)

市は1日、今季での引退を表明したサッカーJ1・川崎フロンターレの中村憲剛選手(40)に市民栄誉賞を贈ると発表した。リーグ優勝を決めたフロンターレにはスポーツ特別賞。中村選手は入団から18年間にわたって川崎一筋でプレーし、16年にJリーグ最優秀選手賞を受賞。17、18年の2連覇に貢献してチームを支え、地域貢献活動にも積極的に参加。中村選手の市民栄誉賞は1996年のパラリンピック競泳金メダリスト成田真由美さん、04年の化学者の藤島昭さん以来3人目。

崔江以子さんに東京弁護士会人権賞(11/30)

差別の被害を訴え、ヘイトスピーチ解消法や市条例の制定に尽くしたとして、川崎区の在日コリアン3世、崔江以子さん(47)が東京弁護士会人権賞を受賞した。30日、記者会見した崔さんは「私個人だけでなく差別を許さない、差別のない社会を願うみんなで受けた賞」と語った。崔さんは2015年に在日集住地区の同区桜本がヘイトデモに襲われたのを機に反ヘイト活動の先頭に立ってきた。同賞は人権擁護活動に貢献した個人・団体を顕彰するため、1986年に始まり35回目。

別サイト運営者に削除要請 ヘイトスピーチ(11/26)

市は26日、市差別のない人権尊重のまちづくり条例に基づきインターネット上のヘイトスピーチと認定した差別的投稿への対応で、サイト名が似ている別のサイト運営者に削除を要請した上、サイト名を公表していたと発表した。掲示板まとめサイト「5ch勢いランキング」の運営者に要請すべきところ、誤って「5ちゃんねる勢いランキング」にした。間違えられた運営者の側から「うちの案件ではない」と指摘を受け間違いと判明。24日に改めて削除要請し直し、公表分も26日に訂正した

市内感染者最多の67人 新型コロナ(11/26)

全国的に「第3波」の到来が指摘され、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、市内の新規感染者数は26日、過去最多を更新し67人となった。うち2人が重症、5人が中等症と診断された。麻生区の認可保育所「はるひ野保育園」に勤める宮前区の20代女性保育士の感染が判明し、同園は26日から当面休園、濃厚接触者として園児や職員ら計68人の検査を行う。県内は254人、横浜市は122人でいずれも、これまでで最多。

フロンターレJ1最速V 勝ち点・勝利数最多

サッカーJ1の川崎フロンターレは25日、史上最速となる4試合を残して2年ぶり3度目のリーグ制覇を決めた。コロナ禍で観戦機会が制限され、川崎一筋で元日本代表の中村憲剛選手の引退表明があったシーズンは、勝ち点75、勝利数24といずれも過去最多を更新した。この日等々力競技場には、上限いっぱいの1万1360人が詰めかけ、優勝の瞬間、チームカラーの水色で埋まったスタジアムは、静かな歓喜と温かな拍手に包まれた。

分割発注や見積不足など不適切処理1182件 市教委(11/19)

市教育委員会は19日、住民監査請求による指摘を受けて18年度の1406件と19年度の557件を調査。入札を行わない随意契約をするための「分割発注」38件や工事依頼前の見積もりを発注業者からしかとらない「見積不足」282件、契約手続き前の工事依頼1173件など不適切な工事が1882件あったと発表した。市教委によるとこうした発注にかかわった職員は12人で、前任者からの引き継ぎ不足などで、不適切との認識がない職員もいたという。

野球場予約不正で告訴 偽計業務妨害容疑(11/18)

市の公共施設利用予約システム「ふれあいネット」上で、不正なログイン動作により市民らのカウントが大量にロックされた問題で、市は18日、住所氏名不詳のまま偽計業務妨害の疑いで川崎署に刑事告訴した。7月7~9日、野球場利用者からシステムの操作ができないと問い合わせが相次いだ。システムはログインの際5回パスワードを誤るとアカウントが停止される仕組みで、何者かがログインの失敗動作を約44万回実行した。現在も野球場利用にふれあいネットは活用できていない。

投稿45件ヘイト認定 市審査会(11/16)

市差別のない人権尊重のまちづくり条例に基づく市差別防止対策等審査会(会長・吉戒修一弁護士)は16日、インターネット上の差別的言動45件について、いずれもヘイトスピーチと認定され、市が削除要請するのは「適当」とする答申を提出した。書き込みや転載があったのは、掲示板の「5ちゃんねる」「2ちゃんねる」、まとめサイト「5ちゃんねる勢いランキング」と二つの個人ブログ。市は削除要請の方針。10月に初めて行った投稿2件の削除要請にツイッター社は応じていない。

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